こんにちは!
在宅スペシャリストの、しゅふ山田です。
隙間時間で仕事をしたいと考えている人にとって、在宅ワークの自由な働き方は非常に魅力的でしょう。在宅ワーク案件が浸透するに伴い、増加しているのが詐欺案件です。
悲しいことに、在宅ワークを始めたばかりの初心者が騙されてしまうケースも。
しかし!事前に怪しい案件の見分け方を知り、対策を立てれば回避することが可能です!
今回は、副業や在宅ワーク希望者が陥りやすい詐欺とその防止方法、詐欺かもと思ったときの対処方法について詳しく解説します。
1.「高額な講座費」や「初期費用」を求める案件
「簡単に稼げる」と誘い込み講習料や登録料を請求するパターンで、詐欺の代表的な手口です。
以下のような謳い文句や説明がある案件は、十分に注意しましょう。
・「講座を受講すれば、すぐにプロとして高収入が得られる」
・「案件を紹介するために登録料が必要」
・「スペックとしてパソコンを購入する必要がある」
・「副業マニュアルを一定期間無料モニターで体験できる」
・「転売すれば確実に利益を得られる」
・「〇〇円振り込めば△△円貰えて利益がでる」と、
初回は入金があったものの2回目振り込んだ後音信不通となる
いずれも高額な情報商材を売りつけられたり、投資を持ちかけられて詐欺にあう手口に使われる文句です。
講座はあったが内容が役に立たないものだった、初回は入金があったが2回目以降振り込まれず音信不通となったなどの被害があります。
仕事をする前に料金の支払いを求める案件は、特に注意しましょう。基本的に信頼できるクライアントは、仕事を提供する前にお金を請求することはありません。
たとえ少額であっても支払わないようにしてくださいね。
2. 「初心者でも稼げる」「高収入保証」などを謳う案件
「初心者」「稼げる」という謳い文句は、とても惹きつけられますね。
魅力的なあまり、案件に対する不安や疑問に目を瞑ってしまうことはやめましょう。
実際に私も何回か引っかかりかけたことがありました…
具体的には、以下のような手口があります。
・「高収入!」「簡単に稼げる!」「経験ゼロでも短期間で月収〇〇万円!」など過度な表現をしている
・著しく単価が高い/低い
・☆や記号を多数使用した文面
・「〇〇人限定!」などの謳い文句で希少性アピール
魅力的な言葉でワーカーを集め、実際には低単価で膨大な作業をさせられたり、募集とは異なる案件を紹介されたり、違法な取引等(いわゆる闇バイト)をさせられたりする手口です。
このような求人は多くの人にコンタクトしてもらうことを目的としており、次項のような個人情報の取得や詐欺、マルチ案件の勧誘に繋げる入口となってしまうのです。
上記の特徴に当てはまるからといって、すべての案件が詐欺とは限りませんが、案件に注意する判断基準にするとよいでしょう。
3.個人情報の提出を求めてくる
案件に応募をして連絡をとっていくうちに、免許証や銀行口座やクレジットカード情報などを要求される場合があります。お金を取られてしまうわけではありませんが、個人情報を不当に取得する、立派な詐欺です。
取得された個人情報は、他の詐欺に使われるなど悪用されるリスクが非常に高いです。
もしくは、個人情報を元に脅されてしまうことも。
身分証明書や銀行口座情報などを求められた際には、慎重に確認し、信頼できるプラットフォーム以外では情報を渡さないようにしましょう。
案件の内容だけでなく、クライアントの背景や実績をしっかり確認して判断しましょう。
万が一途中で「怪しいな」「不安」と思ったら、すぐに連絡を絶ちましょう。
もし不安な場合は、無料の弁護士相談窓口などで相談すると良いでしょう。
4. 報酬が支払われない
実際に作業があり、納品した後報酬が支払われないトラブルも多くあります。
・“テスト”として大量の作業をさせ、作業をしても報酬が支払われない
・1回目に振り込みがあり安心していたら、2回目以降支払いがなかった
ライティング案件に応募すると、まずテストライティングを要求されることは通常です。
ただし、テストライティングのボリュームが1記事(数千字単位)にも関わらず、テスト報酬が設定されていない場合は、注意しましょう。
実際に私も遭遇したことがありますが、業者側が“テスト”として成果物を搾取している可能性があります。金銭的な損失がなくても、立派な詐欺案件ですので注意しましょう。
ネット検索等で企業の信頼性に疑問がある場合は、前払いや中間払いの条件で契約を結ぶことをおすすめします。
特に個人取引では、取引の際にしっかりと契約を交わすか、信頼できるプラットフォームを通じての仕事を選ぶことが重要です。
5.MLMなどに勧誘される
案件募集を入口にして、マルチ/ネットワークビジネス(MLM)や闇バイトに勧誘する手口もあります。
・応募の後、「詳しくはLINEで」と誘導され、関係のない案件に勧誘される
・SNSで在宅ワークの詳細は語らず「気になる人はDMしてください」として人を集め、話を聞くと勧誘だった
XやThreadsなどで、「在宅ワークを始めたくて話を聞いたのに、MLMの勧誘だった。時間が無駄だった」という投稿を見つけられます。
SNS上で詳しく業態を語らず、DMしてくださいと誘導してくる場合は、注意した方がよいでしょう。
6. その他気を付ける案件の特徴
その他にも、気を付けるべき案件の特徴を紹介します。
・口コミや評判が悪い
・実績もないのにスカウトをしてくる
・同じような案件を大量に募集している
・応募しているワーカーがいない
・募集内容と違う案件を紹介される
・業者の業態や詳細が不明瞭
詐欺業者は見た目や言葉巧みに信用を装いますが、ネットで検索すると被害者の声が寄せられていることがあります。
クラウドソーシングのクチコミはもちろん、特定の業者名や案件名で調べてみると他の人の体験談やレビューを確認できることがあるため、評判が悪い場合は応募しないようにしましょう。
また、クラウドソーシングサイトでは、その業者が募集中している他の案件も確認できます。
同じような案件を大量に募集していたり、こちらに実績がないにもかかわらずいきなりスカウトしてくる業者、募集内容と異なる案件を紹介する業者にも要注意です。
副業したい方を狙った「副業詐欺」が横行しており、行政も注意を呼び掛けています。
詐欺被害を防ぐには「詐欺の手口を知っておく」ことが有効ですので、下記の参考サイトなどを見て詐欺にあわないように注意しましょう。
7.詐欺かも?と思ったら
詐欺被害は未然に防ぐことがよいですが、もし「怪しい」「詐欺のような気がする」と思ったら、すぐに一旦連絡を絶ちましょう。
コンタクトを取ってしまっても、こちらから具体的な情報を渡したりしない限り問題ありません。
自分の直感や違和感を信じることが大事です。
そして、契約してしまった場合にはクーリングオフ(8日間以内)ができるかどうか調べましょう。そのうえで、警察に被害届を提出するか、お近くの消費生活センターや弁護士無料相談へ、早めに連絡しましょう。
第三者に介入してもらうことで、冷静に対処できますよ。
詐欺は未然に防ぐことが一番
在宅ワークの仕事には働き方の自由さに魅力がありますが、詐欺にあう人も増えているのが現状です。
少しでも稼ぎたいという心から、案件に対する違和感を無視することはやめましょう。詐欺に巻き込まれないためには、しっかりとした対策が必要です。
今回紹介した詐欺の手口や対策を参考に、安全で信頼できる仕事を見つけ、在宅ワーカーとしてのキャリアを安心してスタートしてくださいね。